マーケティングに関する素朴な疑問や、よくお問い合わせ頂くご質問を中心にピックアップして、
わかりやすくシンプルにお答えしていきたいと思います。
今回は、その記念すべき第一弾です。
目次
Q:
マーケティングってぶっちゃけなんですか?
マーケティングっていう言葉はよく聞くけどぶっちゃけよくわかりません。
「物を売れるようにする事」みたいなイメージはあるんですが…。
A:
誰に・何を・どのように伝えるか。
「“現在の“マーケティング」を簡単かつシンプルに表現すると
【「誰に・何を・どのように伝えるのか」を突き詰め続けること】と言えます。
突き詰める事で「売れる仕組みが構築」され、
さらに、続ける事で「消費者との関係性を深めることができる」のです。
つまり、現在は、
・「誰に・何を・どのように」というマーケティングの原則に、
・「続ける」という要素が不可欠になった
ということですね。
これまでのような企業からの一方通行のコミュニケーションではなく、
双方向にコミュニケーションできる環境が整ったから尚更です。
いかに消費者の共感を獲得できるか、
いかにファンになってもらえるのか、
そういった視点が非常に重要になってきています。
売って終わりの関係になっていないか、消費者との関係を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
Q:
”現在”のマーケティングってあるけど、マーケティングって時代で変わるの?
A:
本質は変わらなくても、時代背景によってマーケティングは変わります。
特に、テクノロジーの進化とは大きく関わりがあると思います。
マーケティングの神様と称されるフィリップ・コトラー氏は、
自身の著書で以下のように取りまとめています。
マーケティングは時代とともに、[製品→顧客→価値]へと変化しているのがわかります。
特に、[産業革命・情報技術・ニューウェーブの技術]によって変化しています。
後ほど少し掘り下げますが、簡単に書くと以下のようになるでしょう。
●産業革命: 大量生産の技術
●情報技術: POSシステム/ID-POSシステムの技術
●ニューウェーブ技術: インターネットやスマートフォン、SNS等の技術
公開されている取り組み事例やご一緒するプロジェクトから考えると、
「2.0」から「3.0」への過渡期になると思います。
一部の先進的な企業の価値主導の取り組みが、事例として紹介されているようなタイミングですね。
また、マーケティングの変化は「モノからコトへ」と表現されることがあります。
「コト」、つまり「経験/体験」ということですね。
製品・サービスを手に入れるよりも、それらを手にすることで得られる体験が重要ということですね。
例えば、急成長しているAirbnbやUberなどは、まさにこの体験を提供しているといえます。
ホテルを所有しているわけでもなく、タクシーを所有しているわけでもない。
だけど、ユーザー同士が結びつく場所の提供をすることで、
ユーザーにより良い体験を提供してのだと思います。
それが、「世界をよりよい場所にすること」というマーケティング3.0の目的になるわけですね。
マーケティング3.0へと動き出している世の中。
企業としてのミッションやビジョンについても、見直す必要がありそうですね。
マーケティング1.0、2.0、3.0についてはvol.2以降でまとめていきたいと思います。
次回もお楽しみに!!