ペルソナ・ノン・グラータ。
最近、ニュースでこの言葉を耳にされた方が多いのではないでしょうか。
外交用語で、「好ましからざる人物」を意味します。
もともとはラテン語のようですね。
(※詳しくはwikipediaでご確認ください)
さて、この言葉がなぜ僕の耳に残ったのか。
マーケティングに関わっていらっしゃる方は既にお察しがついていると思います。
そうです、マーケティングにも『ペルソナ』という言葉があるからですよね。
同じくラテン語です。
では、マーケティングにおいて、ペルソナがどのように使われているか、ご紹介します。
■ ペルソナって何?
企業が提供する製品・サービスにとって、最も重要で象徴的な顧客モデルのこと。
ペルソナとはラテン語で【仮面】を指す言葉です。
心理学者のユングが【人間の外的側面】の概念をペルソナと表現してからは、
マーケティングでは最も重要な顧客モデルを意味する言葉として使われています。
氏名・年齢・性別・居住地・職業・年収・家族構成などのデモグラフィックな属性ではなく、
価値観・趣味嗜好・人生のゴール・ライフスタイル・消費行動や情報収集行動などの
定性データを軸にして属性を特定し、あたかも実在するかのような人物像として描くことで、
膨大な量的・質的なデータを一人の人物として表現することができるのです。
以下は、ペルソナをまとめたペルソナシートのサンプルです。
↓
特定した一人に集中することで、
例えば、同じ価値観を持っている子どもからお年寄りまでのすべてのユーザーに
効率よくメッセージを届けることができるわけです。
■ ペルソナは5つの構成要素からできている!
ペルソナシートを分解すると、5つの構成要素から成り立っていることがわかります。
「こうするべき!」と言うわけではないですが、サンプル程度の内容が理想的と考えます。
■ ペルソナの3つのメリットはこれだ!
また、ペルソナシートを作成するメリットとしては、大きく3つあると思います。
いかかでしたか?
顧客志向のマーケティング(マーケティング2.0)や、
価値主導のマーケティング(マーケティング3.0)などと言われる
昨今のマーケティングにおいては、とても大切な考え方だと思います。
『ペルソナ』について、プラスな情報がお届け出来ていれば幸いです!
ではまた。